2023年10月5日、ベトナムの海外労働管理局(労働・戦傷病兵・社会省)は、過去9か月間におけるベトナム人労働者の海外派遣が、計画を上回ったことを発表しました。
海外での労働者数が増加し続けています。企業から提供されたデータによれば、2023年の最初の9か月間に、海外で働くベトナム人労働者の総数は111,507人(そのうち女性労働者は38,816人)であり、2023年の計画である110,000人を超え、計画の101.37%に達しました。この数字は、前年同期比で108.23%増加しており、2022年の同期間には10万3,026人が海外で働いていました。
日本は引き続き、ベトナム人労働者を受け入れる主要な市場として存在し、現在55,690人(そのうち女性労働者は23,758人)が日本で働いており、2023年9月だけでも8,475人(女性労働者3,831人)が日本での労働を選んでいます。ベトナムは、15か国の中で最も多くの労働者を日本に派遣しており、日本に滞在する外国人労働者の総数および現在の実習生数の両方でトップの国です。
現在、日本で実習中のベトナム人労働者は20万人以上に上り、日本に滞在する外国人労働者の約50%を占めています。2023年末までに、ベトナム人実習生および労働者の数は75,000から80,000人に増加すると予想されており、これは2022年の68,000人を超える数です。
ただし、労働・戦傷病兵・社会問題省のグエン・バ・ホアン副大臣によれば、ベトナム人労働者は最近、日本円が大幅に下落しているため不安を感じており、これが日本で働く労働者の実質的な収入減少につながっていると指摘しています。そのため、労働者たちは日本市場で働くか、他の労働市場での選択を迷っているとのことです。
台湾(中国)も伝統的な労働力輸出市場であり、過去9か月間で46,166人のベトナム人労働者(そのうち女性労働者は13,733人)が働いており、2023年9月だけで4,512人(女性労働者1,391人)が受け入れられました。他にも韓国、中国、ハンガリー、シンガポール、ルーマニア、ポーランド、サウジアラビアなど、さまざまな市場でベトナム人労働者が活動しています。
<参考:Vneconomy>